2025年の運勢は、6月10日の前と後で大きく変わります。
本編では、2025年の世の中の大きな流れをホロスコープの動きから見ていきました。
番外編では、主に木星と水星の動きから、個人の仕事運を読み解いていきたいと思います。
2025年の運勢は前半と後半で変わります。
前半は幸運をもたらすといわれる木星が双子座を運行中。これは2024年の5月26日から続いてきている流れ。
後半の6月10日なると、木星が双子座から蟹座へと移動。それ以降のおよそ半年間は、木星が蟹座に入っている運勢になります。
木星が双子座のときは、運勢は全般的にスピーディに。世の中全体がスピードアップしてくるので、物事がどんどん変わったり進展したりしそう。その流れにうまくついていくことが幸運やチャンスをつかむコツです。
6月以降、木星が蟹座に移ると、運勢はかなりしっとりした雰囲気に。情緒や感情が優先される星回りになるので、仕事などで人と接するときも相手の気持ちを考えて言葉を選んだり行動したりするといいでしょう。物事を合理的に割り切って、クールに切って捨てるというようなことをすると運は減退。あたたかく人情味があり、細やかな気配りができることが、幸運を手にする秘訣となるでしょう。
【牡羊座】 3/21〜4/19
6月までは物事が順調に運ぶとき。厄介な案件や時間がかかりそうなことを、このタイミングで行っておくとスムーズに処理ができそう。また、好奇心旺盛、素早い行動が開運アクションに。興味をもったことには開運につながる何らかの必然性がありそうなので、そのままにしないでアプローチしてください。仕事ではヒアリングに成功の鍵がありそう。顧客や仕事仲間など自分のビジネスに関係する人たちの声を徹底的に集めてみて。そこに問題の突破口もあるはず、と星が告げています。
6月以降は物事がとたんにスローペースに。前半のようにスピーディーにやろうとすると、ストップがかかったり問題が起きたりしがち。1つ1つ丁寧に検討していくことが大切です。自分ファーストでいくと衝突するので、周囲との協調性を第一優先にしましょう。
【牡牛座】 4/20〜5/20
6月までは落ち着いた運勢。大きな波風もなく、物事にじっくり取り組めるとき。複数のことを行うより、何か1つに的を絞ったほうが充実度も完成度も高まります。仕事面ではこの前半にコツコツと取り組んだことが、やがて大きな利益や収益につながる予感。どちらかというと、あまり発展しそうもないことが意外にもヒットしそう。何に取り組むのが将来的にもベストなのか、よく考えましょう。職種を変えないのなら転職もうまくいきそう。
6月以降は、人間関係に新たな展開あり。後半に新たにできた人脈は大切に縁をつないでください。そこから有益な情報や仕事のスカウトなど、またとないチャンスが転がり込んでくる予感があります。また、ここへきて縁が復活してきた相手はキーパーソンの予感。今後の牡牛座の命運を握る相手になりそう。
【双子座】 5/21〜6/21
6月までは幸運の星・木星が双子座を運行中。この幸運期を逃さないでください。夢を実現するきっかけやチャンスが、そこここに散りばめられているはずなので、それを見過ごさないこと。対人面でも自己主張はどんどんしていきましょう。大人しくしていたり、言いたいことを我慢したりするのは損ですよ。仕事面では過去に自分が手がけたものの中に、新たに発展する要素が潜んでいそう。資料などが残っていたらぜひあたってみましょう。気を配っておきたいのはプライベート。パートナーや家族の様子には敏感になっておいたほうがいいでしょう。
6月までにどのくらい動くことができたかで、6月以降の充実度が違ってきそう。前半に行動を起こした人ほど、後半にその結果として素晴らしい収穫を得られます。また、後半は金運も上々。収益につながる仕事が入ってくる可能性も。ここでの転職や異動は、今より収入や待遇がアップするものに、ラッキーのサインを示されています。
【蟹 座】 6/22〜7/22
6月までは迂闊に動かないほうがいい時期。物事の真偽がつきにくく、本物だと思って飛びついたら偽物だったり、とか。いいと思ってやったことが裏目に出ることもあります。大きな取引や契約などは、できれば見送ったほうがいいときです。不動産売買、移転、転職なども不向きです。
自分自身としては眠っていた才能が思わぬ形で目覚める暗示があります。自分の得意分野、強みについてこの機会によく考えてみましょう。ヒントとしては子どもの頃から得意だったことに、その芽がありそうですよ。ビジネスでは「夢」がキーワード。夢を見させられるものに商運があります。「夢」の定義を広げて考えてみましょう。
6月以降になると、幸運の星・木星が12年ぶりに蟹座にやってきます。ここからの1年間はフル活動してください。やりたいことや夢の実現に向けてアクセルを踏んでOK。この1年で行ったことは、すぐには芽が出なくても、後に必ず大きな花を咲かせることになるでしょう。
【獅子座】 7/23〜8/22
6月までは仕事で大躍進の暗示が出ています。とくに4月から6月には大きなチャンスが転がり込んできそう。自分の手には余ると思ってしまうことでも、チャレンジすれば思いのほかうまくいきます。また、チームを組んでの仕事でも大活躍できそう。集団をまとめる力もつくときなので、リーダーとして行動するのは、今後のためにも良い傾向となるはずです。
6月以降は隠れたところに敵あり。安易に自分のアイデアを人に話したりすると、それが取られたりすることもありそう。プライベートをオープンにするのも控えたほうがいいでしょう。人間関係は古い付き合いの友人知人を大切に。交際歴の浅い人は、どんなにいい人そうに見えても、すべて信頼したりはしないでください。一方、後半によくなってくるのが愛情運。あなたを心から愛して、すべてを包み込んでくれるような相手に恵まれるときです。家族やパートナーには自分の気持ちを正直に話すことが大事。言わなくてもわかるだろう、では絆が深まっていきません。
【乙女座】 8/23〜9/22
6月までは仕事がかなり忙しいもよう。木星が乙女座の実力と根性を試しにかかっている運勢で、これに応えていくと実力が飛躍的に伸びていきます。大きなチャンスをつかめそうなときで、そのキーマンは経験豊かな先輩や上司が握っていそう。積極的にコミットして彼らからいろいろ学ぶことが開運につながるでしょう。一方、新しいものとは相性がイマイチ。むしろ古いもの、アナログ、古典的なもの、経験則、リバイバルといったものに福があります。
6月以降は、マイペース運。仕事もプライベートも「人は人、自分は自分」というスタンスで臨むことがトラブル回避につながるもよう。仕事面ではSNSを使った新しいスキームに成功の要素がありそう。それを思いつくのはあなた。異業種の友人との交流に、そのヒントがありそうです。
【天秤座】 9/23〜10/23
6月までは上昇運。昨年あたりから生活や仕事が少しずつ変化しているのではないでしょうか。その流れは崩さないほうがよし。元に戻そうなどとゆめゆめ考えてはいけません。その変化に乗って、さらに今後の方向性を6月までに固めておきましょう。そうすると自分の思った方向へと星々が導いてくれます。また、1つのところにいるより、あちこち移動したほうがいいので、休日もなるべくいろいろなところへ出かけるのがおすすめ。旅行も運気を上げるアクションです。ビジネスでは、海外ドラマの中に仕事に役立つヒントがありそう。そういう視点で観ると、重要なヒントがいくつも見つかりそうです。
6月以降は仕事で大きな山がやってきます。ここで大魚を釣り上げるには、前半からの仕込みや事前準備がとても大切。リサーチや分析なども前半で十分に行なっておくと、後半になって「これだ!」とピンとくるものが出てくるはずです。
【蠍 座】 10/24〜11/22
6月までは石橋を叩いて渡るくらいがちょうどいい運勢です。自分がよく理解できていない分野や、不得手なこと、しくみが不明瞭なことなどには手出し厳禁。また、未経験のことや知らない世界、知らない場所に足を踏み入れるのも時期尚早です。基本的に自分の得意分野をさらに極めていく方向が成功の秘訣です。ビジネスでは明るくポジティブなものより、ややダークで深みのある世界観のものに成功の芽が潜んでいます。一方、愛情運は高まるとき。とくに今の自分に絶対に必要な人とは、短期間に一気に仲が深まっていく予感。その相手はあなたの運をどんどん高めてくれる相手なので、しっかりつかんでおきましょう。
6月以降は発展運の到来。転身運が高まりますから転職、独立も吉と出る可能性が高くなりそう。また、これまで密かに温めてきた夢がある人は、実現すべく行動を起こせば、それがとんとん拍子に発展していきそう。支援してくれる人も現れるでしょう。
【射手座】 11/23〜12/21
6月までは人生の過渡期を迎えています。ここでどちらの方向に舵を切るかで、今後の人生が大きく変わる予感。自分がやりたいことと自分ができることが違うため、その葛藤に悩む人もいそうですが、今は自分が難なくできることを優先すべきときだと星のお告げ。そこで成功の足がかりをつかんでおくと、いずれ自分が本当にやりたいことができる環境が整ってきます。仕事では7年前から12年前に流行ったものを、もう一度掘り起こしてみて。そこに次にヒットするもののヒントが隠されていそうです。
6月以降は、人から何かを受け継ぐような星回り。先達からポジションを受け継いだり、地元で家業を受け継いだり。ここで譲り受けたものは、運命的なもの。大切にすれば発展していく可能性が高いでしょう。
【山羊座】 12/22〜1/19
6月までは目の前のことを片付けることに精一杯。でも、この時期はそれで構いません。とにかく仕事でもプライベートでもやるべきこと、処理すべきことを第一優先して。それ以外に新しいことに手をつけたりして横道にそれないほうがいいと、星は告げています。地道にやっていると、自然と実力がついてきたり、人脈が広がったりして運がひらける土壌が出来上がっていくでしょう。また、この前半でカラダ改革を行なっておくのは大賛成。筋トレでもピラティスでも自分に合うフィットネスでカラダを整えると、見違えるほど健康に。スタイルも思った以上によくなりそう。
6月以降は、社交面が賑やかになり、あちこちからいろんな誘いが増えてきそう。来た話や誘いは全部乗るくらいの気持ちでいると、チャンスが舞い込みます。また、愛情面では「運命の人」に出会える可能性が高まってきます。「この人!」と思う相手が現れたら、自ら掴みにかかって。
【水瓶座】 1/20〜2/18
6月までは幸運期。運勢を発展させるための条件が整っています。転職、転居など環境を変えるのもよく、それがきっかけで運気がグンとよくなることもありそう。ポイントは自分が楽しんでやれることに集中すること。趣味でも仕事もでも同じです。この時期に楽しんでできることを存分に行っていれば、そこからさらなるチャンスが生まれてくるでしょう。ビジネスではヒット商品など流行するものを生み出す可能性が! そのヒントは高所得者の生活行動を分析することで得られそう。そういう接点のありそうな場には積極的に顔を出しておきましょう。
6月以降は、家族など大切な人のために時間と労力とお金を使うことになりそう。でも、それは悪いことではありません。ここでの奉仕はやがて自分に返ってきます。また、それが大いなる学びにつながることもあり、得るものは大きいはずです。
【魚 座】 2/19〜3/20
6月までは消化不良ぎみの運勢に。自分の望む方向とは違う方向にいきそうです。やっても結果がなかなか出なかったり、やらされている感や渋々やっているという気持ちになりやすいかもしれません。が、ここまでやり続けてきたことは、やめないほうがいいです。続ければ後半で大逆転のチャンスが巡ってきそうですよ。仕事では「アレンジ」がキーワード。新しいものをつくるより、すでにあるものを改良したり、2つのものを掛け合わせたりアレンジ力を発揮するのが成功の秘訣です。対人面では「雨降って地固まる」という星回り。とくに信頼している人や愛する人とは、今までにない大きな喧嘩や衝突がありそうですが、自分の気持ちや意見を呑み込まないこと。とことん話し合うことで、以前よりも深い関係を築くことができます。
6月以降はこれまで頑張ってきたことに成果が出てくる運勢です。毎日が楽しく、物質的にも金銭的にも豊かになってきますから、やりたいことがあるなら6月以降にエンジンをかけましょう。
監修: 鏡リュウジ 心理占星術研究家・翻訳家
1968(昭和43)年京都府生れ。魚座。国際基督教大学大学院修士課程修了。占星術研究家・翻訳家。平安女学院大学客員教授。英国占星術協会会員、英国職業占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事。占星術への心理学的アプローチを日本に紹介して、従来の占星術のイメージを大きく塗り替えた第一人者。幅広い層から絶大な支持を得ている。著書に『占いはなぜあたるのですか?』『鏡リュウジの占星術の教科書』など多数。
撮影/村田克己(講談社写真映像部) 取材・文/岡本純子 編集・コーディネート/川崎耕司(C-station)
川崎耕司 チーフエディター・コーディネーター
C-station責任者。C-stationグループの、広告会社・広告主向け情報サイト「AD STATION」担当。